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楽しみながら自転車でやせる ! 究極の有酸素運動に挑戦。(旅 2008年1月号)

 

  オランダの田舎町を自転車でめぐる、7泊8日のダイエットプラン。

脂肪燃焼の効果はどれほど?編集部Sが旅の様子を報告します。
人より自転車のほうが多いというオランダにユニークなツアーがある。昼は自転車で町々を巡り、夜は運河に浮かぶ船で泊まる旅。カラダひとつで自転車に乗れば、次に行く町まで船が荷物を運んでくれる。「BIKE&BOAT」というこのスタイルは、地元だけではなく欧米各国の人にも大人気。期間も距離も様々なツアーが組まれている。
これって、れっきとした有酸素運動。気持ちよくて楽しくて、しかも痩せられたら最高だ。けれど、自転車でダイエットは可能なのか?専門家に聞いてみた。

自由自在に脂肪燃焼
「それは可能です。」きっぱり答えてくれたのは、パーソナルトレーナー北見裕史さん。「脂肪を効率よく燃やすには、軽めの運動を長時間続けることが大切。運動強度を自由に調節できる自転車は、ダイエットに最適です。」
例えばランニングでは、体重分の負荷が足に必ずかかる。運動習慣のない人にとってこの負荷は強すぎて疲労が溜まり、続けられないという結果になりがち、けれど座ってこぐ自転車では、体重より軽い負荷を簡単に作り出せるのだ。「こんなに軽くていいの?というぐらいがちょうどいいんです。坂のないオランダはダイエットにぴったり。」運動強度の目安は心拍数で測る。脂肪燃焼に最適なのは心拍数100~120。それを維持するためには、ポジショニングとギア調節が大事だという。
ポジショニングは、前傾が基本。「体重をお尻で支えるだけではなく腕にも分散させれば、上腕や背中も鍛えられます。痩せたい箇所を集中的に引き締めることも可能なんですよ。」
そして、ギアはこまめに変えること。「1分間にペダル60回転を心地よくこげる重さに合わせて。」平らな場所では重く、上り坂では軽く。最も軽いギアで毎分60回転だと、歩くより遅いがそれでいい。スピードではなく、常に100~120の心拍数を目指して調節するのが大切だ。
理屈がわかったところで、早速私、編集部Sが現地に飛んだ。参加したのは、毎日20 ~60キロ走る7泊8日の初心者向けツアーだ。
全行程ガイド付きなので、迷う心配も故障の不安もなし。食事は基本的に全てプリフィクスで、朝昼はサンドイッチ、夜はコース料理だ。ダイエット食ではないけれど大丈夫か、事前にメニューを入手して、フードプロデューサー金子ひろみさんの意見をうかがった。「朝昼は野菜が不足しがち。散歩がてらに朝市や食材店に立ち寄って、新鮮な野菜を追加して。夜は量を調整すれば大丈夫。」とアドバイス。果たしてどれくらい効果がでるか、さあ出発!